私はソーシャルワーカーなんですが、
特に学校現場だとカウンセラーと混同されがち。
学校でソーシャルワーカーしているっていうと
お子さんがいる友人なんかがよく
「うちの学校にも来てるよー」って言ってくれるけど、
それ、十中八九、カウンセラー!!笑
(なぜなら、学校ではカウンセラーの方が歴史が長く
市町村のおける配置実績も格段に多いから!
ソーシャルワーカーは配置されていない市町村も多い。)
めちゃくちゃ簡単に言うと、
カウンセラーは心理の専門家
ソーシャルワーカーは福祉の専門家
カウンセラーは本人の内側(=心)への
アプローチで問題解決するけど、
ソーシャルワーカーは外側(=環境)へ
アプローチすることで解決を支援する。
最近、これをわかりやすく比較できる質問を
まったく別の方々からいただいたので、
今日はそれを紹介してみようと思う♪
「親族の自死現場を目の当たりにしてしまった
小学生のお子さんのカウンセリングできる?」
これはカウンセラー案件!
心理面での専門的な知識や技術を持った
カウンセラーさんにきちんとケアしてもらいたい。
「精神疾患のある母親に入院してほしいのに
保健所も市役所も全然取り合ってくれない」
これはソーシャルワーカー案件!
母親の病状や家族の生活状況などを把握して
保健所や市役所、医療機関などと調整をして
お子さんが安心して生活できるようサポートする。
(入院がゴールとは限らないけど…)
ちなみに、
同じ状況でも困りごとの内容によっては
対応する専門家が変わることもある。
例えば、ひとつめの事例での困りごとが
親族が亡くなったことによる経済的な心配なら
全く同じ事例でもソーシャルワーカーの出番!
だから、一人の子どものことについて
ソーシャルワーカーとカウンセラーの両方が
サポートすることも少なくない。
サポートする人の数が増えるということは、
安心安全のネットワークが増えるからよい
いろんな職種、いろんな立場の人が少しずつ
できることでサポートすることで、
その子のコップが満たされることが大事
専門職かどうかより、一人の人としてっていう
存在の大切さもあるけれど、
せっかくある知識と技術が役立つなら
うまいこと活用してほしいなと思っています。