「こどもしょくどう」

 

今日はこれを観に行ってきました。

 

 

 

 

号泣。

もうずっと号泣。

 

もはや、何に涙が出るのかわからない。

 

言葉にならないけど、

とにかく号泣。

 

鈴木梨央ちゃんの演技すごすぎる。

 

 

 

私、子ども食堂って

ちょっと斜めに見ていたところがあって。

 

興味のある取り組みではあるんだけれど、

食事の提供だけでは根本解決にならないでしょうっていう

思いもどこかにはあって、

どんどん数が増えて話題性が大きくなっていくのを

ちょっとモヤッとしながら眺めていた。

 

 

この映画は

子ども食堂の始まりというか

きっかけのエピソードを描いている。

 

見て反省した。

 

食事の提供「だけ」なんて大間違い!!

 

それがどんだけ大切なことか。

恵まれすぎて鈍感になっとったわ。

 

 

食べること

寝ること

安全にいられる場所があること

 

最低限これがないと

人は生きていけないし

 

生存そのものに関わる部分が脅かされている状態で

自己受容がどうとか

自己実現とか

それどころじゃない。

そんなこと考えられるわけない。

 

その環境を選んだのは自分っていう見方もある。

私も普段は基本的にはそう思っている。

 

でも

圧倒的に弱く小さい「子ども」という立場で

衣食住が確保されていない環境に置かれている子に

それは私はとても言えないと思った。

 

 

映画では

河原に停めた車の中で生活する姉妹に対して

いろんな人のいろんな感情が描かれている。

 

憐れむ気持ちとか

あいつよりはマシとか

なんとかすべきとか

でもできないとか

見たくないとか

でも気になるとか

 

 

そして、それぞれがそれぞれの行動を起こす。

 

エゴかもしれないし

よけいなお世話かもしれない

事なかれ主義かもしれないし

思慮深いのかもしれない

やさしさなのか

冷たさなのか

 

 

何ができるかとか

何をすべきかっていろいろだと思う。

 

正解ってない。

 

 

傷つけるかもしれないし

救われるかもしれない。

 

同じ状況でも相手によっても違うだろうし。

 

 

だから

その時々で

自分が一番いいと思ったこと

自分が一番こうしたいと思ったことをするしかない。

 

 

それが食事を提供することなのか

話を聞いてあげることなのか

警察に電話することなのか

児相に相談することなのか

家に泊めてあげることなのか

それは人それぞれでいい。

 

相手が受け取るかどうかはわからないけど。

 

それでも

相手を思うこと

相手のために何かすること

 

その気持ちは届くと信じたいし

たとえ、その時届かなかったとしても

自分のその気持ちを大切にしたい。

 

 

子ども食堂もきっと

そういう誰かの思いから生まれたんだ。

 

 

 

俵万智さんが作詞した主題歌もよかった。

 

食べることはいのち

食べることはつながり

食べることはいのち

食べることはぬくもり

 

 

 

 

生きること

食べることへの感謝

人とのつながりを改めて思う

 

オススメの映画です♪