最近、娘が毎日のように部活の愚痴を話してくる。
娘自身のモチベーションとか力量からくる気持ちの問題も大きいのだけど、
それとは別で、顧問をしてくれている先生に対する部員からの不満も大きいらしい。
顧問の先生は新卒1年目。
保護者会では、1年目なのに保護者たちの前で自分の想いをはっきり伝えることができて、感じがいいなという印象でした。
がしかし、娘の話を聞いていると、なんだかどんどん強権的になってきている様子。
子どもたちから見ると、一方的にまくしたてられたり、理不尽と思えるルールを押し付けられたりするらしい。
で、子どもたちの不満が募ってきて、部の雰囲気が悪いとのこと。
あくまで、子どもから聞いた話だけだから、盛られている可能性は十分ある。
でも、それを聞いていて私が思ったこと。
先生、しんどいのかな~。
まだ1年目で、思うように生徒が言うこと聞いてくれないし?
業績的にも人格的にも存在感の大きかった前任者と比較されるし?
前任者の教え子OBともやり方合わないし?
でも、自分が顧問だから自分で何とかしなくちゃいけないし?
そんなこと言えない代わりに、どんどん厳しさが増してしまっているのかな?
教師ってすごく特殊な職業だと思うんですよね。
新卒1年目から当たり前に「先生」と呼ばれ、他人に何かを教え導く立場になる。
私は教師ではないので、本当のところの気持ちはわからないけど、私だったら、めちゃくちゃプレッシャーだなあ。
もしくは、逆方向に勘違いしちゃう人もいるかもね。
「俺の言うことは絶対だ!」的な。
他にも「先生」と呼ばれる職業はあるけど、相手が大人か子どもかの差は大きいように思う。
特に今の子どもたちの様子を見ていると、よっぽど反抗なんてしないもんね。
間違いの指摘もしない。
自分がおかしな方向に行ってしまっても、止めてくれる人がいないって恐ろしい。
人が幸せに生きていくのに必要な力って、
①自分の好き・嫌い、快・不快がわかること
②寂しい、悲しい、悔しい、恥ずかしい、自信がないなどのネガティブ感情を出せること
③必要なときに「助けて」が言えて、他人に頼れること
かなって思うんですよね。
私はずうっと、見事に全部できないまま生きてきたからしんどかった。
さっさと降参して明け渡してしまえば、こんなに楽なことはないのに。
でも、「先生」っていう立場の人は、人一倍これができにくい環境なのかなと思いました。
子どもに教えてほしいのはこれなのにな。
目の前で先生が見せてくれるのが、一番効果的なのにな。
なーんて、事実に基づかない私の勝手な妄想アワーですけどね。
それに、先生がどうであれ、子どもたちは大丈夫に決まってるんですけどね。