学校について思うこと

 

学校を休校にするべきか

 

通常どおり新学期を迎えるべきか

 

いろんな想い、いろんな考えの人がいる。

 

 

 

感染予防の観点で

 

今、学校を再開するべきかどうかは

 

ここではいったん置いておいて、

 

長い目で見たときに

 

学校の行く末について思うことを

 

書いておこうと思った。

 

 

 

 

 

私は学校は価値あるものだと思っている。

 

 

 

よくわからない規則はいっぱいあるし

 

今の教育の中では個性を尊重するより

 

決められた枠の中で

 

求められる能力を身につけることを

 

要求される色合いが強いとは思う。

 

 

 

それでも、

 

家庭の中だけでは出会えない

 

価値観や文化に触れること

 

他者をとおして自分を知ること

 

たくさんの出会いを得ること

 

新たな興味・関心に気づくこと

 

 

 

学校で得られるものって多い。

 

 

 

学校が、

 

ひとりひとりの子どもたちの

 

ありのままの良さを尊重して

 

それを引き出し、伸ばしていく

 

本来の教育のあり方になれば

 

学校の価値はますます大きくなる。

 

 

 

 

 

授業はオンラインでできるだろうけど、

 

オンラインになったとしても

 

競争主義の授業内容のままなら

 

なんの意味もない。

 

 

 

もともと、なんでも検索できるご時世に

 

知識をつめこむ「学習」なんて

 

意味がないんだから、

 

オンラインかどうかの問題でもない。

 

 

 

個々の興味や関心、レベルにあった

 

知的好奇心への刺激こそが

 

一番だいじなことだよね。

 

変えるべきはツールじゃなくて中身。

 

 

 

 

 

そして、

 

学校という「居場所」を必要とする

 

子どもたちもいるということにも

 

目を向けてほしいと思う。

 

 

 

家庭が安心安全な居場所であれば

 

そんな幸せなことはないけれど、

 

残念ながら、そうでない子もいる。

 

 

 

そんな子どもたちにとって、

 

学校は家庭にかわる居場所になれる。

 

 

 

気にかけてくれる大人がいる。

 

話ができる友達がいる。

 

給食が食べられる。

 

家では体験できないことを体験できる。

 

 

 

そういうことが支えになる子もいる。

 

 

 

 

 

そもそも、普通に学校がすきな子だって

 

いっぱいいると思うんだよね。

 

 

 

もちろん、今の学校のあり方が合わず

 

学校へ行かない選択をする子もいい。

 

合わないって気づいて、

 

自分のために行動できるってすごい。

 

 

 

だいじなのは選択肢があること。

 

学校に行きたい子は行けばいいし、

 

学校ではない場所の方がいい子は

 

別の選択肢が選べるといい。

 

 

 

学校がなくなったら自由に見えるけど

 

それって選択肢が一つ減ることだから

 

すべての子どもにとって有益と言える?

 

 

 

 

 

もっともっと根本的なところから

 

学ぶ権利や自由に選ぶ権利など

 

子どもの権利を尊重できる選択肢を

 

真剣に考えなくてはいけないのだろう。

 

 

 

 

 

学校がすべての子どもたちにとって

 

心地よく有益な存在となれますように。