『工藤勇一先生講演会と200人未来対話』レポ☆

 

昨日は『工藤勇一先生講演会と200人未来対話』というイベントに参加してきました。

 

工藤勇一先生は、千代田区立麹町中学校の現校長。

学校の当たり前を見直そうと、さまざまな画期的な取り組みを進めておられます。

 

こちらの連載記事がとても詳しくて、わかりやすい!

 

公立中学校でこんなことできるの!?って言いたくなるような内容ばかり。

 

 

そして、工藤先生はその姿勢だけではなく、見た目もめちゃスタイリッシュでかっこいいハート。

 

ってことで、ぜひとも実物にお会いしたい!!

直接お話を聞きたい!!

の思いで参加してきました。

 

 

 

麹町中学校での取り組み内容は書くとキリがないので書かないけど、

とにかく大切なのは「学校の目的ってなに?」ってところ。

 

工藤先生が掲げられていたのは、

人が社会の中でよりよく生きていける

よりよい社会をつくる

でした。

 

(工藤先生がっていうより、これは本来の教育の目的なんだろうけど、現在の教育活動は手段が目的化してしまい、もとの目的からずれてしまっている。その件は、ここでは割愛!笑)

 

 

人が社会の中で生きていくために必要なのは、コミュニケーション活動。

 

自分の困りごとを解決するために

自分のやりたいことを実現するために

自分で考え

自分で判断し

自分で決定し

自分で行動する

 

これができるようになることが教育の目的キラキラ

 

 

ほんとにその通り!!

 

で、人がもともと持っている能力や特性、興味の方向性ってみんな違う。

だとしたら、なにを学びたいのか、どう学びたいのかも当然バラバラ。

 

それに合わせた教育を行うことが「多様な教育」であって、

「多様な教育」を画一的に行っていたら、それは多様ではないっていうのも面白かったww

 

 

あと、めまぐるしく変化している経済構造の中では、

「起業・転職できる力が必要」って仰っていたのも感動した!!

 

西野さんとか堀江さんの講演会かと思った(笑)

 

 

麹町中学校の最上位目標は、

世の中ってまんざらでもない!

大人ってけっこう素敵だ!

と思える学校にしたい

だそうです。

 

つまり、私たち大人がどうあり、どのような姿を見せるかということ。

人のせいにしないで、自分でどう変えられるか。

 

 

工藤先生は校長だから改革ができるんじゃないかと、ちょこっと思っていたのだけど、

すでに教員2年目にして「学級は子どものもの」と気づいて、学級運営をゼロベースで子どもに任せ、

 

30代で「学校を変えるには自分がリーダーになるしかない、リスクを負わねばならない」と目標を定め、

人を変えるには知識・技術が必要だからと教育委員会で役職の階段を昇っていく中で、

より上の立場の人たちとの繋がりをつくってきた先の今だということでした。

 

そして、いよいよ、しかるべき人に意見を言える立場になったならば、覚悟を決めて言うしかないという一言も印象的でした。

 

これだけ画期的なことをやろうとしたら、四方八方からいろんなことを言われるに違いない。

 

覚悟を決めて、責任を負う姿勢が、本当にかっこよかったラブ

 

 

そして、講演会の後のワールドカフェ方式の参加者同士の話し合いも面白かった!

参加者さんは、教育関係者が多いのかと思ったら、すごくいろんな立場の人がいて、

こんなところでこの人に?っていう出会いもあって、素敵な時間だった。

 

最後に各テーブルでの話し合いをシェアする時間で、小学生の男の子が手を挙げて

「学校や先生のせいではなく、自分自身がどう感じるか、どう思うか。

自分次第でいくらでもクリエイティブにできる」

っていう内容の発言をしてくれて、会場中の大人、言葉を失うwww

(感動しすぎて正確な言葉がメモできなかった汗

 

 

本当に子どもってすごい。

子どもをどうにかしようとする必要ってマジで一ミリもない。

 

大人がどうあるかだけ。

 

まずは自分の気持ちを知り、認める。

自分の気持ちを大切にする。

わたしはどうしたいのか。

 

 

最近、何の話をしていても、結局ここに落ち着いてしまう(笑)

 

 

 

工藤先生、教育関係者以外の方にもオススメです。

本もあるから、ぜひ読んでみて~~♪